萱屋根葺き替えの模様-その壱

 小豆島土庄町大鐸肥土山地区にある国指定重要民俗文化財「肥土山の歌舞伎舞台」の萱屋根の葺き替えの模様を順次紹介していきます。
 茅葺きの模様は、20年に一度のことですから、一般の人が見ることはほとんどありません。 
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 肥土山の歌舞伎舞台、萱屋根が荒れており、一部青い草が芽を吹いている。
 萱屋根の葺き替えは20年といわれているが、台風などの被害で短くなることもある。肥土山地区の人々は、萱屋根の葺き替えのために、山に萱を植えている。
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 まず、桟敷に1年かけて乾燥させた萱を運び込み、足場を築きます。
 萱屋根の葺き替えの計画は3年越しです。
 国指定の文化財ですので、文化庁に葺き替えの申請をすることからはじまり、山から萱を刈ってきて一年間乾燥させます。
 
 
 
イメージ 4 国からの補助は、国が工事費の半分、残りを県が三分の一、三分の一、所有者が三分の一の負担ですので、所有者の自治会は大変です。
 ちなみに、この時の工事費は230万円、文化庁から2,300万円ではないのか、桁が違っていると確認されたそうです。
 その理由は、また・・・