2010-01-01から1年間の記事一覧

謹賀新年・今年もよろしくお願いします。

謹賀新年 今年も旧年中同様 『小豆島テストパイロット物語』 よろしくお願いいたします。

冬空に二重の虹が目の前に出た。

冬空に二重の虹が目の前に出た!! 午後三時過ぎ、いつものように職員出口に出て今年も無事御用納めか、と思いながら、キリシタン大名の高山右近の像のある教会を煙草をふかしながら見ていると、目の前に忽然と虹が、それも二本あらわれた!! こんな近くで、虹…

瀬戸内海の牡蠣に柚子をかけて・・・

瀬戸内海の牡蠣に柚子をかけて・・・ クリスマスに、岡山・瀬戸内市虫明産の殻付きの牡蠣をいただきましたので、ケーキに七面鳥ではなく、牡蠣三昧となりました。 蒸し牡蠣に自家製の橙、柚子をかけて食べる。 殻付きの牡蠣の食べ方として、焼き牡蠣、酢牡蠣…

忘れ得ぬ人 杉村春子さん ③

忘れ得ぬ人 杉村春子さん ③ 文学座小豆島土庄公演も無事終わった。島を離れるまで時間があるので、杉村さんと文学座の皆さんを国指定重要有形民俗文化財である『肥土山の農村歌舞伎舞台』と、孤高の俳人尾崎放哉終焉の地である『小豆島尾崎放哉記念館』の案…

伊万里焼き三段重ね重箱

伊万里焼き三段重ね重箱 年に一度、師走も押し詰まると押入れの中から取り出されるのが、この伊万里焼きの重箱である。 と言っても、今まで使ったことがない。 眺めるだけである。 祖父母が使っていた重箱であるが、無傷である。年に一度、正月のおせち料理…

忘れ得ぬ人 杉村春子さん ②

「杉村先生と呼ばないでください・・・」 杉村さんは、休む暇無く会場である公民館に入り、公演活動を支えるボランティアの婦人会の会員が作った讃岐うどんや小豆島特産の手延べソーメンを昼食として食べてくれた。 お金がないため、婦人会をはじめとしたい…

舞台は一期一会、忘れ得ぬ人 杉村春子さん ①

舞台は一期一会、忘れ得ぬ人 杉村春子さん ① 平成6年4月29日の劇団民藝による『おはなはん』小豆島公演が終わると、今度はあの杉村春子さんの文学座から声がかかった。 顔見知りの人から、文学座の人に友人がいる。ついては文学座の公演をやらないかとい…

生田春月・「海図の詩」の石碑

生田春月・「海図の詩」の石碑 壺井栄さんの『桃栗三年柿八年、柚子の大馬鹿十八年』の碑の近くに、昭和5年5月、月明かりの播磨灘に、別府航路の「すみれ丸」から身を投げた、生田春月という詩人の碑がある。 そういえば、昭和41年6月4日夜半、小豆島…

今日の酒の肴・瀬戸内の大ダコ、太刀魚、ヒラメの刺身・・・

瀬戸内の大ダコ、太刀魚、ヒラメの刺身、ショウサイフグの炙り 赤チン先生のブログを見ていると、トラフグのフルコースが出てきた。テストパイロットも魚が食べたくなり、いつものてっちゃんの店に行った。 今日は大ダコいいのが揚がったということで、まず…

隠れキリシタンの島・小豆島と高山右近

隠れキリシタンの島・小豆島と高山右近 テストパイロットが勤務している職場は禁煙(来年一月から敷地内全面禁煙)であるため、煙草が吸いたくなると職員通用口に出て吸っている。 道ひとつ隔てたところに小豆島カトリック教会があり、キリシタン大名である…

劇団民藝の『おはなはん』小豆島公演の舞台裏

劇団民藝の『おはなはん』小豆島公演の舞台裏 婦人会のボランティアの皆さんからの小豆島特産手延べ素麺で昼食 公民館の二階のロビーが間仕切りをしただけの急造の楽屋と食堂に早変わり。 海辺の空き地を借りて、釣りとバーベキューで民藝の人たちをもてなし…

なつかしの『おはなはん』小豆島公演

なつかしの『おはなはん』小豆島公演 こぞごぞと押し入れの整理をしていると、かつて手がけた『おはなはん』小豆島公演のポスターやチラシ、写真などが出てきた。 『おはなはん』といっても、今の若い人は知らないと思うが、テストパイロットが中学1年生の…

壺井栄さん、『桃栗三年柿八年 柚子の大馬鹿十八年』

桃栗三年 柿八年 柚子の大馬鹿 十八年 小豆島の小さな分教場で、若いおなご先生と12人の教え子との師弟愛と戦争反対を描いた名作「二十四の瞳」で有名な小豆島出身の作家、壺井栄さんが好んで書いた、「桃栗三年柿八年、柚子の大馬鹿十八年」の碑文である…

ケヤキの衝立

ケヤキの衝立 10年前に家を建てた時、旧家のK氏から新築祝いということでケヤキの板(盤)を二枚もらった。天保6年(1836年)建築の家に住むK氏の先祖は材木商で、これは家の修築用で、幕末に伐られた本ケヤキだから、机を作るなり、衝立にするなり…

樹齢1500年以上の巨木、「宝生院のシンパク」

樹齢1500年以上の巨木、「宝生院のシンパク」 以前にも紹介したが、テストパイロットの家から歩いて20分ほどのところに、日本最大のシンパクの老樹がある。 20年ほど前、台風でこのシンパクの枝が折れたことがあったので、テストパイロットは見に行…

小豆島に瞬間最大風速27㍍、冬一番が吹き荒れた✓✓

小豆島に瞬間最大風速27㍍、冬一番が吹き荒れた✓ 朝、出勤途中、11月27日に紹介した西光寺の町指定文化財で推定350年の大イチョウが黄色く色づいていた。 落ち葉をお坊さんが掃きためていたので、昼休みに写真を撮ろうと後ろ髪を引かれる思いで職場…

うくひすや・小林一茶の短冊

小林一茶の短冊 ひょんなことから、小林一茶の短冊(町指定文化財)を見ることができた。 うくひすや軒去らぬ事小一日 一茶 この短冊は、寛政九年(1797年)九月初旬、かねてより書信のやりとりがあった小豆島土庄村大庄屋笠井三郎左右衛門宅を訪れた小…

干満であらわれては消える、エンジェル・ロード

一日に二度、あらわれては消える、エンジェル・ロード 早朝のエンジェル・ロード 潮は小潮のに大潮のようにひいている。 遠くに源平合戦の讃岐屋島が見えます。 昼過ぎ、潮が満ちてきました。 ここ二、三日、潮が異常に高い。 見る見る潮か満ちてきました。 …

エンジェル・ロ-ド 冬の朝日らしくなってきました・・・

冬の朝日らしくなってきました・・・ テストパイロットが愛犬のテツとともに、いつものエンジェル・ロ-ドを渡っていると朝日が昇ってきました。 海苔養殖の船や釣り船が港から沖へ、沖から港へと行き交うようになりました。 一日のはじまりです。 牡蠣打ち…

支那人の「裏と表」・その参

支那人の「裏と表」・その参 内山完造は、1940年に『上海夜話』で、支那人において、物事は現実に則するということが実際である、と述べ、「まず、やってみる。それで支障が出れば、交渉するというのが、植民地支配のノウハウに習熟したイギリス、そして…

尾崎放哉ゆかりの西光寺の大イチョウ

尾崎放哉ゆかりの西光寺の大イチョウ 家の近くの、毎日この大イチョウの木を横目で見ながら通勤しています。 島四国八十八カ所第五十八番札所王子山蓮華院西光寺の境内にある樹齢約350年といわれている町指定文化財「西光寺の大イチョウ」が色づきました…

支那人の「裏と表」・その弐

支那人の「裏と表」・その弐 袁世凱とくれば、わたしたち日本人にも教科書でなじみのある清朝の重臣で李鴻章という中国人がいる。 日清戦争後の日清講和条約(馬関条約)で清国全権となり日本に賠償金2億テールの支払い、遼東半島、台湾、澎湖諸島の割譲、…

全国の三角点・水準点標石は、小豆島産の花崗岩

寒霞渓四方指の三角点標石 寒霞渓で思い出すのは、小学校6年生の遠足ではじめてロープウエイに乗ったことと、この三角点標石のことである。 担任の男の若い先生(すんません。名前を忘れた)が、四方指の展望台で、寒霞渓の景観はそこのけで、この三角点標…

今年の寒霞渓の紅葉  2010/11/21

今年の寒霞渓の紅葉 2010/11/21 昼間は混むので、朝8時に寒霞渓に向かった。家から40分ほどで到着。 寒霞渓は撮影する場所で、いろいろな顔を見せる。これは、ごく一般的な寒霞渓展望台から撮影した。 正面の岩は、落ちそうで落ちない。 下からロ-プウエ…

支那人の「裏と表」・その壱

支那人の「裏と表」その壱 九月に光人社から『奇跡の医師』を上梓して以来、本を読むか、ブログを更新しているか、のどかな日々(仕事は激務、おかげで入院した)をおくっている。 先日、内山完造の『魯迅の思い出』(社会思想社)を再読していると、中国人に…

娘の茶碗

娘の茶碗 高校生となった娘が茶道部に入部した。「お父さん、家で稽古をするのでお茶碗を一つください」と言った。家にあるものは、何でも使ったらいいと言うと、この茶碗を選んだ。 この茶碗は、朝鮮で高麗青磁に取り組んでいた宗高春嶺という備前焼きの陶…

はぐれ雲がみるみる下りて来た・・・

雲が低い・・・ はぐれ雲がみるみる下りて来た。 雲が低い・・・瀬戸内海の島々の中で一番高い(海抜818メ-トル)小豆島の上空は、海風と山風が入り交じり気流が悪いと、二式大艇や紫電改のテストパイロットであった旧川西航空機の森川勲飛行士が言って…

男の顔

男の顔 もう30年以上も前の話ですが、恩師で経済学者の内田義彦先生がある日、「映画や演劇では、学者や研究者を長い髪を両の手でかきむしって呻吟しながら本を読んでいるというイメージで登場させますが、それでは本を踏み込んで読めませんね」と言われ…

瀬戸内の夜明け前

瀬戸内の夜明け前 午前6時10分、愛犬テツをつれて家から3分のエンジェル・ロ-ドです。 ちなみにこのアングルは、小豆島が生んだ壺井栄さん不朽の名作で、昭和27年撮影、木下恵介監督、高峰秀子主演の「二十四の瞳」の冒頭シ-ンです。 明けの明星と海…

秋の黄砂huángshāホワンシャーその②

秋の黄砂huángshāホワンシャーその② 寒霞渓へ紅葉の模様を見に行こうと思ったが、黄砂でこれは無理と撤退、帰り道、黄砂に煙る瀬戸内海にカメラを向けた。 黄砂のおかげで、テストパイロットの鼻はグスグス、喉が痛い。