2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

哀しみの「日本丸」・事業仕分けにかけられた・・・

「日本丸」が高松港に接岸して一般に公開されたり、セイルドリルなど色々な催し物が行われているなど、テストパイロットは見に行きたかったのですが行けなかったので、日本丸が高松港を解纜して宇野港に向かう25日の早朝に撮影したものです。 岸壁にいた…

「石の島」小豆島に、今に残る大坂城残石

大坂城小瀬原丁場跡より小豊島、豊島を眺める。 小豆島は、古くから花崗岩の採石業が盛んで、島のいたるところに丁場とよばれる石切場があり、江戸時代はじめの大坂城築城の際には、加藤清正、細川忠興、片桐且元など七大名が島の各地に陣屋をもうけ、巨石に…

歴史のロマン、小豆島に今も残る、大坂城の残石と丁場①

歴史のロマン、小豆島の人もほとんど知らない香川県指定文化財「大阪城石垣石切小瀬原丁場跡」を紹介します。 高松行きのフェリ-から写した大坂城小瀬原丁場跡の全景です。土庄港に着く10分前に姿をあらわします。400年たっても木が生えないとは・・・…

昭和天覧試合・逆二刀の剣士登場

剣術は、万却の昔から連綿と、或いは幕末に林立したような流派を含めると五百あまりあったといわれているが、二刀流と聞けば、だれもがまず思い浮かべるのは、二天一流の開祖である宮本武蔵であろう。 武蔵の肖像画を見ると、左手に小刀、右手に太刀を持っ…

小豆島肥土山農村歌舞伎・閑話Ⅱ

一昨年、テストパイロットが家来役で初舞台を踏んだ肥土山農村歌舞伎で催された「義経千本桜 つるべ 鮓屋ノ段」 「取るものも取あえず来たれども、油断のていはオノレを取逃がすまいため、サア首打って渡すか、但し違背に及ぶか、サァサァサァ・・・老いぼれ…

農村歌舞伎の楽しみ・割子(わりご)弁当

農村歌舞伎の楽しみ・割子(わりご)弁当 庶民の楽しみである農村歌舞伎では、桟敷で酒を飲み食いながら舞台を観るのも、観客の楽しみです。 肥土山地区のお年寄りは、一箱に20人前、30人前の小さなお弁当「割子(わりご)」をつめた先祖代々の弁当を入…

歌舞伎余話 年に一度の「歌舞伎衣裳の虫干し」

年に一度の「歌舞伎衣裳の虫干し」 農村歌舞伎は、舞台だけでは催せません。桟敷、高座(楽屋や化粧室)、鬘や衣裳、根本や大道具、小道具などを収蔵する衣裳蔵が必要です。舞台だけが国指定重要有形民俗文化財に指定されているだけでなく、桟敷、高座、衣裳…

海亀の浜辺

鯉のぼりが泳ぐ戸形の浜辺は、近くに亀神社があるように、かつては海亀が産卵におとずれる浜辺でした。 2000年7月8日、アカウミガメが浜辺に上陸して90個の卵を産み、8月31日深夜、51此の卵が孵化し、赤ちゃん亀は元気よく旅立って行きました。…

『近代日本の百冊を選ぶ』・講談社

『近代日本の百冊を選ぶ』・講談社 伊東光晴(経済学者)、大岡信(詩人・文芸評論家)、丸谷才一(小説家・文芸評論家)、森毅(数学者・文芸評論家)、山崎正和(劇作家)という当代一流の人物が編者となり、明治維新からこの方、近代100年の政治・経済…

農村歌舞伎・余話

歌舞伎・根本(ねほん・台本) この根本は、一昨年肥土山農村歌舞伎で催された「義経千本桜 つるべ 鮓屋ノ段」 のものである。 3月になると、5月3日の本舞台目指して、配役が決まり稽古が始まる。 まず手渡された根本を読み込み、台詞を覚えなければなら…

肥土山農村歌舞伎パ-トⅢ・夜歌舞伎

夜歌舞伎 農村歌舞伎も四幕目「恋飛脚大和往来 梅川忠兵衛 新口村」になると日が暮れます。太陽が落ちるにしたがって舞台はエメラルド色から漆黒の闇の帳に包まれる夜歌舞伎となり舞台が映え、いよいよ盛り上がります。 全ての写真の転用・コピ-を禁じます。…

鯉のぼりと二宮尊徳

備讃瀬戸の海を泳ぐ鯉のぼりと二宮尊徳 今日5日で鯉のぼりも終わり、前に掲載した備讃瀬戸の海を泳ぐ鯉のぼりを見に行った。 あいにく今日は無風で霧が出ていたため鯉のぼりは元気がなかった。 帰ろうとすると、それまで気にもとめなかった二宮尊徳の銅像に…

肥土山農村歌舞伎パ-トⅡ

「菅原伝授手習鑑 吉田社車引きの場」 出番の前、大道具さんが役者に御神酒を一杯、かなり緊張している。 無事に舞台が終わって一服する鉄棒引 全ての写真の転用を禁止します。

三百有余年の歴史を誇る小豆島・肥土山農村歌舞伎

三百有余年の歴史を誇る『小豆島・肥土山農村歌舞伎』 小豆島土庄町肥土山地区には、江戸、明治、大正、昭和、平成と300年間、親から子へ、子から孫へと連綿と継承されている農村歌舞伎と舞台があり、毎年5月3日、奉納歌舞伎を催しています。 国指定重…

『図書500号記念』・岩波書店

『図書500号記念』・岩波書店 1990年だから20年前のこと。職場の文学好きの上司から、「岩波書店の図書が500号を記念して『本のある生活』というテ-マでエッセイを募集している。興味があれば書いてみたら」と勧められた。 仕事を辞めて書道で…

『わたしの中のもう一人のわたし』・渡辺淳一

『わたしの中の、もう一人のわたし』・渡辺淳一 15年程前、小豆島で文藝春秋の講演会を開催したことがある。講師は、小説家の渡辺淳一・林真理子さん。 楽屋で渡辺先生と小豆島についてとりとめのない話をしていた時のこと、テストパイロットは渡辺先生に…