書道

英世さんが書いた『忍耐』です!!

英世さんという人が書いた『忍耐』です!! 英世さんという方が『忍耐』と書いた扁額です。 落款に野口という字があります。英世、野口・・・はて、どこかで聞いたような名前です。 ブログ村ランキングに参加しています。 どうか皆さん、ポチッとクリックを…

楷書の最高峰、褚遂良の雁塔聖教序記

楷書の最高峰、褚遂良の雁塔聖教序記 テストパイロットは陋屋の玄関に、褚遂良の雁塔聖教序記を掛けている。はじめて来た人は、なにやらうさんくさそうな顔をしてながめている。 褚遂良は、欧陽詢・虞世南とともに初唐の三大家と称され、この三大家に至って…

壺井栄さんの色紙・「桃栗三年柿八年、柚の大馬鹿十八年」

『桃栗三年 柿八年 柚の大馬鹿 十八年 壺井栄』 不朽の名作『二十四の瞳』の作者である壺井栄さんの色紙と石碑である。一般にうたわれているのは、「柚は九年で花ざかり」であるが、茨城県から来ていたお手伝いさんが「柚の大馬鹿 十八年」と口ずさんでいた…

初心不可忘 観世栄夫

初心忘れるべからず 1985年10月20日、木下順二先生渾身の作、『子午線の祀り』第三次公演が高松市民劇場で催されることになり、内田義彦先生がぜひ観に行くようにと家内と二人分の招待券を送ってきてくれた。 『子午線の祀り』は、平家物語と木下戯…

無の字

『無』 この「無」という字の額は、テストパイロットがさる書道家に頼んで書いてもらったものである。 筆は文志堂宿浄純羊毫 硯は古端渓蘭亭硯 紙は紅星牌棉料単宣 墨は古梅園九十九寿 落款印は日本篆刻家協会理事長で西泠印社名誉理事の山下方亭作 というの…

うくひすや・小林一茶の短冊

小林一茶の短冊 ひょんなことから、小林一茶の短冊(町指定文化財)を見ることができた。 うくひすや軒去らぬ事小一日 一茶 この短冊は、寛政九年(1797年)九月初旬、かねてより書信のやりとりがあった小豆島土庄村大庄屋笠井三郎左右衛門宅を訪れた小…

明治の三筆のひとり、巌谷一六の書

明治の三筆のひとり、巌谷一六の書 テストパイロットは、時折巌谷一六が明治33年3月書いたこの書をとりだしてはながめている。 明治の人の気魄が、この書からうかがえる。 巌谷一六(いわや いちろく)、本名は修(幼名は辨治)、字を誠卿といい、一六は…

にんげんと読むのか、じんかんと読むのか・・・良寛の『草庵雪夜作』

前回、人間を、にんげんと読むのか、じんかんと読むのかについて、尻きれトンボになってしまいました。 にんげんとじんかんの違いを知ったのは、今から20数年前のこと。 テストパイロットは上京するといの一番に、目黒の鷹番にある大学時代の恩師内田義彦…

『わたしの中のもう一人のわたし』・渡辺淳一

『わたしの中の、もう一人のわたし』・渡辺淳一 15年程前、小豆島で文藝春秋の講演会を開催したことがある。講師は、小説家の渡辺淳一・林真理子さん。 楽屋で渡辺先生と小豆島についてとりとめのない話をしていた時のこと、テストパイロットは渡辺先生に…