2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

古備前の水差し

古備前の水差し 古備前の水差し(急須?)である。土味や焼き上がりから、江戸末の天保窯のものと思われる。ねっとりとした伊部の田の土に焼き締めは申し分なく、胡麻がふりかかっている。赤ん坊のチンコのような注ぎ口、子どもがつけたような素朴な持ち手・…

古銅・「鯉の水滴」

古銅「鯉の水滴」 水滴として、鯉の水滴はよくある形である。長らく使っていないため、所々に緑青がふいている。水滴よりも背びれと尾びれの間が筆置きとなり重宝していた。時代は江戸末か明治か・・・東京の骨董屋で購入した物で5万円、だったと思う。

遍路さんが小豆島にやって来た。

島遍路 小豆島に、島四国八十八カ所巡りのお遍路さんが本格的にやってきました。テストパイロットが小学生の頃(昭和30年代)は、お遍路さんは歩いて札所を巡っていましたが、今はほとんどタクシ-かマイクロバスです。 お遍路さんが泊まる宿は、「遍路宿…

山頭火と放哉の句碑

山頭火と放哉の句碑 小豆島を終焉の地とした尾崎放放と種田山頭火の句碑。場所は放哉を庇護し、奥の院である「南郷庵」の庵主として遇した西光寺の境内に建てられている。(井泉水絵入り)放哉・山頭火の句碑西光寺銀杏の樹の下に建つ 咳をしても一人 放哉 …

古い備前焼の徳利

古い備前焼の徳利 備前焼は水をふくむと、ふくよかな艶が出てきます。真ん中の備前焼は今のものですが、右手の角徳利は幕末の天保窯のもの、左側の船徳利も幕末から明治の物と思われます。真ん中奥は、大正の物かと、ただ私が住んでいる町名が書かれています…

懐かしの愛車・メグロ1959年製

懐かしの愛車メグロ1959年製 今から20数年前乗っていたメグロS71959年製である。テストパイロットは若い頃から古い物が好きで、乗っていたオ-トバイは、今の若い人は知らないと思うが、往年の名車メグロであった。イギリス流右チェンジ0HVシ…

「芸術は、爆発だ」・岡本太郎の水差し

「芸術は、爆発だ」 岡本太郎の水差し(醤油差し?)である。岡本太郎・作「男の子」と一人前に作品名がついている。 今から10年ほど前、年末の社会福祉協議会のチャリティバザ-で売られていたもので、値札は「100円」であった。紙の箱も完備しており…

「ワ-ゲン・ゴルフⅠ型」

ゴルフのもっとも初期型で、4ドア・サンル-フ付きのディ-ゼル車である。ビ-トルの前に乗っていた車で、長らく島のモ-タ-スに置かれていたものを購入したものである。 テストパイロットは、「貧乏人は新車を買え」の金言通り、この車にも泣かされたもの…

高松港入港の「宇高航路」のフェリ-

廃止か、存続か、迷走する宇高航路 四国高松と岡山宇野を結ぶ「宇高航路」が、存続か廃止かで迷走しています。明治の御世からこの方、岡山懸の宇野と讃岐高松を結ぶ海の国道として国鉄が汽車をそのまま乗せた「宇高連絡船」がありましたが、30年ほど前に廃…

放哉の友人・内島北朗の壺

内島北朗の壺 尾崎放哉の友人である内島北朗の壺。25年ほど前、島の古道具屋で、1万円で購入したもの。雄渾の中に静けさがあり、地肌の淡い朱色が鉄釉で書かれた中国風の庵を引き立たせている。愛媛県に住む俳人の故大山澄太氏に連絡したところ、一度見…

小豆島(あずきしま)の危機-②

小豆島のル-ツ・小豆島(あずきしま)の危機-② 崖をよじ登る。少し怖い!! 昨年植えた松の木の苗はすくすくと育っていた。 海鵜対策に使った「いやがらす」 ステンレス製のいやがらすが効果を発揮するか、また報告します。

古銅水滴・「子犬」

古銅水滴・「子犬」 今から25年ほど前、書道家を夢見ていた頃、地元の古道具屋のショ-ケ-スの片隅にポツンと置かれていたものである。一寸(約3センチ)ほどの手の中になじむ古銅の水滴で、古道具屋のじいさんの言うことでは、前の持ち主は目の悪い人だ…

小豆島のル-ツ・小豆島(あずきしま)の危機

小豆島のル-ツ・小豆島(あずきしま)の危機-① 写真中央に写っている小さな島は、小豆島のル-ツとも言える「小豆島(あずきしま)」です。幕末、小豆島を測量に訪れた伊能忠敬は、「小豆島(アズキシマ)、周囲二十五間、高さ三間半(約7メ-トル)」と…

小豆島のピラミッド

小豆島のピラミッド 小豆島の墓地には、島のピラミッドとよばれる墓石を積み重ねて造ったドルメンが必ずあります。「島のピラミッド」の名付け親は、昭和42年に尾崎放哉終焉の地である南郷庵を訪れた文藝評論家の「本多秋五 (ほんだしゅうご)」が、南郷…

働く船・巡視船「あまぎ」

「働く船」・巡視船「あまぎ」 神戸出張、眠い目をこすりながら朝6時30分のフェリ-で高松へ、サンポ-トの岸壁にきれいな、しかしかなり大口径の機関砲が積まれている巡視船が接岸していました。後部甲板が広く、ヘリコプタ-が着艦できるようになってい…

三月、テストパイロットは忙しい!!

三月、テストパイロットは忙しい。 神戸の出張から帰ってくると年度末のため仕事は山積、その上、神戸から帰り道、同行した若い人が一杯飲みませんかというので高松で飲み、昨日は焼肉屋に連れて行けという3人の若い人とともに焼肉を食べたため、小遣いは激…

1948年(昭和23年)製のカメラ「マミヤ6」

カメラ「マミヤ6」 IV型1948年(昭和23年)製 テストパイロットは、古い物がすきである。古い物が今まで残っているということは、お金では買えない。それに、世俗的な価値(骨董品としてのプライス)があるかどうかとは別の話である。 このカメラは、…

酒田訪問記③・・・無料の「清亀園」

いいなあ-「清亀園」 ホテルに帰る途中、「清亀園」という立て看板が目についたので、横道に入ると庭園があった。案内板によると、酒田の豪商伊藤家が明治24年に建てた別邸で、240本の庭木と石灯籠、庭石を配している。昭和54年酒田市が取得し、市民…

酒田訪問記②・・・「山居倉庫」

栄華のよすが・「山居倉庫」 本間家本邸をあとに、テストパイロットはとんがりお屋根の「山居倉庫」へと向かいました。歩くこと10分ほど、「山居倉庫」に到着、かつての酒田にはこのような倉庫が林立していたのだなあ、と思い起こしました・・・ 酒田の街…

ワ-ゲン・ビ-トル1303S・1974年

ワ-ゲン・ビ-トル1303S・1974年 40歳から50歳にかけて、車と単車、それもオ-ルドカ-に乗っていた。理由は簡単、お金がなかったから・・・しかし、金がないのがオ-ルドカ-に乗るのは大きな間違い。懇意にしているモ-タ-スの主人から「金…

本間家本邸と別邸

詠に名高き本間家本邸と別邸 テストパイロットは、朝の6時に起きて、気温3度の酒田市の町を散策、本間家本邸と別邸に向かった。 駅前のビジネスホテルから歩いて10分、名高き本間家本邸の前に立つことが出来た。 正直な感想、「歌に名高きあの本間様が2…

カメラ・オリンパスペン・青春とともに

カメラ・オリンパスペン・青春とともに 家にあったカメラで、大学入学のために上京する際、親父に内緒でボストンバックに忍ばせて持っていったカメラである。これもソニ-の目覚まし付きラジオ「SONY DIGITAL24・BRIGHT」とともに、いつ…

酒田市「本間美術館」訪問記-①

「本間美術館」訪問記-① テストパイロットは、「本間様には及びもせぬが、せめてなりたやお殿様」という歌も詠まれるほどの栄華を誇った本間家のよすがを今に残す、秀峰鳥海山を借景とする「鶴舞園」へ、入館料900円也を払い入園いたしました。 「これが…

『漢語の知識』 一海知義 岩波ジュニア新書25

『漢語の知識』 一海知義 岩波ジュニア新書25 内田義彦先生の『読書と社会科学』岩波新書(Ⅲ・創造現場の社会科学 1・日常語で見えるもの)のなかで一海先生の『漢語の知識』が掲載されており、また、先生から一海先生のことを「こわい人ですね」と聞いて…

東奔西走

2月、3月は東奔西走 テストパイロットは、忙しい。2月21日・22日は広島・尾道、27日・28日は福岡県太宰府・博多、3月8日~10日は、山形県酒田市と東奔西走している。 8日(月)に、家を出るとき気温22度、午前6時30分の高松行きフェリ-…

30年ぶりに目覚めた「SONY DIGITAL24・BRIGHT」

30年ぶりに目覚めた「SONY DIGITAL24・BRIGHT」 このごろ出張が多いので、目覚ましに携帯電話のアラ-ムを使っていたが、今少し趣がないので、目覚まし時計をと思っていたところ、大学時代に使っていた目覚まし付きラジオがあると思い…

関門海峡と山陽道

関門海峡と山陽道 関門海峡の付け根にある唐戸市場で昼食をとりました。ここには関の氏神として亀山神社があり、山陽道(古の官道・山陽大路)の起終点であり、ここから渡船に乗って西海道(九州)へと向かう、源平合戦の舞台ともなった要衝の地である。 長…

懐かしのV9戦士と・・・堀内さん野球殿堂入り-③

懐かしのV9戦士と・・・堀内さん野球殿堂入り-③ 青春時代にあこがれのV9戦士と久しぶりに話しをすることができました・・・でも長島さん、王さん、金田さんはものすごいオ-ラで、気の弱い(本当は)テストパイロットは話しをすることが出来ませんでし…

『シェエラザ-ド』・浅田次郎

『シェエラザ-ド』・浅田次郎 浅田次郎の10年ほど前のベストセラ-の一冊である。「シェエラザ-ド」とは変わった題名と、何気なく手にとってぱらぱらとめくっていると、昭和20年台湾海峡に沈んだ「弥勒丸」、森田船長・・・これは日本郵船の「阿波丸」…

瀬戸内の魚・ヒラメとカンパチ

瀬戸内の魚 知り合いの「テッちゃんは」が社長(?)をつとめる小豆島で食料品をはじめとして日用雑貨、ギフトなど扱う個人商店があります。 テッちゃんは魚市場の仲買の免許を持っていて、朝市場で魚を仕入れると料理人の修行をしたことのあるテッちゃんは…