小豆島のピラミッド

                    イメージ 1小豆島のピラミッド
 
 
 小豆島の墓地には、島のピラミッドとよばれる墓石を積み重ねて造ったドルメンが必ずあります。「島のピラミッド」の名付け親は、昭和42年に尾崎放哉終焉の地である南郷庵を訪れた文藝評論家の「本多秋五ほんだしゅうご)」が、南郷庵の前に正対する写真のドルメンを見て紀行文に書いたもので、世話をする人がいなくなった墓石を積み上げて造ったものである。
 無縁となっても、墓地を訪れる人々から香華をたむけてもらえる。尾崎放哉はどのような気持ちでこのドルメンを眺めていたのであろうか・・・