#その他人文科学

『近代日本の百冊を選ぶ』・講談社

『近代日本の百冊を選ぶ』・講談社 伊東光晴(経済学者)、大岡信(詩人・文芸評論家)、丸谷才一(小説家・文芸評論家)、森毅(数学者・文芸評論家)、山崎正和(劇作家)という当代一流の人物が編者となり、明治維新からこの方、近代100年の政治・経済…

まぼろしの『お言葉ですが・・・第11巻』 高島俊男

1995年の春、週刊「文春」の辛口コラムで多くの読者を持っていた中学文学専攻の高島俊男さんの本である。2006年夏、突然文藝春秋から掲載中止の通告を受けて10年続いたコラムは他の人に変わってしまった。高島さん自身も、あとがきに、「なんでや…

放哉の友人・内島北朗の壺

内島北朗の壺 尾崎放哉の友人である内島北朗の壺。25年ほど前、島の古道具屋で、1万円で購入したもの。雄渾の中に静けさがあり、地肌の淡い朱色が鉄釉で書かれた中国風の庵を引き立たせている。愛媛県に住む俳人の故大山澄太氏に連絡したところ、一度見…

小豆島のピラミッド

小豆島のピラミッド 小豆島の墓地には、島のピラミッドとよばれる墓石を積み重ねて造ったドルメンが必ずあります。「島のピラミッド」の名付け親は、昭和42年に尾崎放哉終焉の地である南郷庵を訪れた文藝評論家の「本多秋五 (ほんだしゅうご)」が、南郷…

『漢語の知識』 一海知義 岩波ジュニア新書25

『漢語の知識』 一海知義 岩波ジュニア新書25 内田義彦先生の『読書と社会科学』岩波新書(Ⅲ・創造現場の社会科学 1・日常語で見えるもの)のなかで一海先生の『漢語の知識』が掲載されており、また、先生から一海先生のことを「こわい人ですね」と聞いて…