2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

伊万里の三つ組みの鉢

伊万里の三つ組みの鉢 染め付けの上がりもよく、金彩が素麺の白さに映えると思い、25年ほど前に島の古道具屋から三万円で購入した三つ組の伊万里の鉢。明治の頃のものかと思う。 大きさはそれぞれ八寸、七寸、六寸。赤絵と金彩が美しい。 あの頃 「コトは…

芸術・文化は金儲け・・・

芸術・文化は金儲け・・・ 思わぬ入院をして帰宅すると、新聞に『香川県は29日、2010年度香川県文化功労者に北岡、北川両氏に、芸術選奨は2氏1団体に決定』という見出しがあった。 香川県の文化功労者か・・・北岡省三氏は、讃岐漆芸の「彫漆」の精…

小豆島特産・オリーブの実の新漬けです。

小豆島特産、オリーブの実の新漬けです。 10月10日を過ぎるとオリーブの実の新漬けが出回ります。 母親を連れてス-パ-へ行ったところ、顔見知りの看護師さんが、県外の友人から頼まれたと言って10袋あまりを購入していました。 病み上がりのテストパ…

にんげんと読むのか、じんかんと読むのか・・・良寛の『草庵雪夜作』

前回、人間を、にんげんと読むのか、じんかんと読むのかについて、尻きれトンボになってしまいました。 にんげんとじんかんの違いを知ったのは、今から20数年前のこと。 テストパイロットは上京するといの一番に、目黒の鷹番にある大学時代の恩師内田義彦…

瀬戸内国際芸術祭農村歌舞伎特別公演その②

農村歌舞伎舞台の桟敷と舞台 丘の斜面を利用した桟敷は、芝居小屋のようにフラットではなく、また中央が低くなっており前に座っている人を気にすることなく、離れたところでも、舞台のかじりつきでも、芝居を観ることができ楽しめる。 子どもも、親が手伝い…

「人間到処有青山」・人間(にんげんか、じんかんか?)

テレビで、アナウンサ-が、幕末の詩僧月性の有名な漢詩を説明していた。 男子立志出郷関 男児志を立てて郷関を出ず 学若無成死不還 学若し成る無くんば復還らず 埋骨豈期墳墓地 骨を埋むること何ぞ墳墓の地を期せん、 人間到処有青山 人間到る処青山有り。 …

瀬戸内国際芸術祭・肥土山農村歌舞伎特別公演その①

普段、観ることのできない農村歌舞伎の舞台裏です。 鬘の下ごしらえと整え。 演目によっては何年間か何十年か眠っていた鬘を衣装蔵から出して、椿油などで下ごしらえをして役者の頭をかざる鬘を整える。 まず最初の演目、五穀豊穣を願っての三番叟に出演の役…

いつの間にか、「このごろの若い者は」

21日で、5うん歳になった。高校の後輩で漢詩漢文のブログをひらいている浜中君のブログをのぞくと、今の自分の気持ちにぴったりの漢詩が掲載されていた。 陶淵明の「雑詩」十二首の第六首。 昔聞長老言 昔 長老の言を聞き 掩耳毎不喜 耳を掩(おお)いて毎…

瀬戸内国際芸術祭・肥土山農村歌舞伎特別公演その①

瀬戸内国際芸術祭のフィナ-レをかざる肥土山農村歌舞伎特別公演 肥土山の農村歌舞伎の舞台へ行く途中、瀬戸内芸術祭の作品である藁で造った小屋やマンモス、鯨が田んぼの中にいます。 人と比べてみてください。結構大きいです。 地区の皆さんの手で舞台の準…

バブル上海

一年で土地の価格が何倍にも高騰するバブル真っ最中の上海は、想像していた以上に、超近代化していた。 ある商社の社宅に招かれ、29階のコンドミニアムから撮影した上海は、記憶の残る28年前のしっとりとしたオ-ルド上海のかつての姿など消し飛んでしま…

備前焼が魚の鱏(エイ)に化けそうになった・・・日生の五味の市

生け簀からあげたばかりの子どものエイを料理していた。500円 コリコリとした軟骨と縁側の煮付け、小豆島では味噌汁の中にいれて食べている。このような新鮮なものは、臭みもなくおいしい。 備前焼きの故郷伊部から東に、赤穂線で四つ目の駅が海沿いにあ…

備前焼の逸品、買いました・・・

津山ホルモンうどんなどの食べる物だけでなく、備前焼も予算3000円以内で買いました。 1000円の備前焼きが並びます。十分楽しめますよ。 500円のとっくり。横のぐい飲みは200円です。 掛け花入れの変わったのが目についた。左から2番目の四角…

B級グルメ・津山ホルモンうどんとヒルゼン焼きそば

17日の日曜日、毎年恒例の「備前焼祭り」に、いつものずっこけメンバ-で行った。テストパイロットの役目は、あまりあてにならない目利きと値切り役である。 小豆島大部から岡山県の日生行きフェリ-に乗ること一時間と10分、船着き場の真っ正面にある日…

牛転(うしまろび)から牛窓になったという・・・

備前焼祭りの帰り、小豆島行きのフエリ-と日生の港 日生港の沖合に浮かぶ、ここで罪人の首を斬って処刑したと伝えられている岩礁 牛窓を望む 小豆島と備讃瀬戸の海をへだてた対岸に、岡山県瀬戸内市に牛窓という古い湊町がある。小豆島と並び、日本二大オリ…

昨今の中国を思うと・・・

「社会的地位が上がったり、金持ちになると、態度は自然と大きくなる。」・・・このことは、洋の東西を問わず、また古今を問わず、普遍的現象であるのは、だれしも思い当たり、実際に経験したことがあろう。 たとえば、還暦の祝いの記念写真などは、そのこと…

上海最後の夜は豫園で送別の宴

上海最後の夜9月20日は、豫園で送別の宴 豫園は、旧上海城(南市)とよばれ、租界時代の上海においても中国人だけが住む地域で、中心に豫園がある。豫園の「豫」は「愉」に通じ、すなわち「楽しい園」という意味。豫園は外灘と並ぶ上海2大観光スポットの…

上海内山書店-② 魯迅の書

魯迅の書 上海内山書店に於いて 内山書店跡であることを示すプレ-ト。旧内山書店の店舗は現在中国工商銀行となっており、二階が記念館となっている。 魯迅 魯迅(ろじん、ルーシュン、1881年9月25日 - 1936年10月19日)は中国の小説家、翻訳家、思想家。本…

上海内山書店-① 魯迅の絶筆

魯迅の絶筆 上海内山書店に於いて 老板几下 意外ナコトデ夜中カラ又喘息ガハジメマシタ。ダカラ、 十時頃ノ約束ガモウ出来ナイカラ甚ダ済ミマセン。 御頼ミ申シマス、電話デ須藤先生ニ頼ンデ 下サイ。早速ミテ下サル様ニト 艸々頓首 L拝 十月十八日 これは…

魯迅のお墓に献花と終焉の家へ

魯迅のお墓に献花と終焉の家へ 9月19日、魯迅公園内にある魯迅廟に献花をした後、大陸新村の魯迅終焉の家へ行きました。気温は35度を超えていました。 中国語と日本語、英語の案内板 奥から二軒目が魯迅終焉の家です。 三階建ての集合アパ-トです。一…

『職人衆昔ばなし』 斉藤 隆介著 文春文庫

『職人衆昔ばなし』 斉藤 隆介 文春文庫 1959年に雑誌『室内』に掲載され、67年に文藝春秋社から単行本として、79年に文春文庫となったもので、奥付を見ると1979年8月25日第1刷となっている。たぶん大学生の頃に購入したものと思う。 諸職…

上海万博-④ 9月18日・中国の国宝がいっぱいの城市足跡館での出来事

日本産業館の横に建っているのが中国の国宝が所狭しと展示されている「城市足跡館」です。 敦煌莫高窟からはじめて持ち出され展示された超一級の文化財を前に、テストパイロットは思わずデジカメを鞄から取り出してしまいました。 唐代の加彩陶器 楊貴妃もか…

田中岑展 たわむれの情景へのご案内

田中岑展 平成22年10月30日(土)~11月28日(日) モンミュゼ沼津 恩師の田中岑先生から、個展の案内状が来た。昭和48年に田中先生に師事していらい30数年、テストパイロットも老いたが、田中先生も90歳近い。上京するたびにお訪ねしているが、…

オリ-ブの新漬、発売です。

10月10日(日)は、新漬オリ-ブの発売です。 明日は、オリ-ブの新漬の発売日です。テストパイロットの家の庭にも、前の国道の歩道にもオリ-ブの木が植えられています。かつては、テストパイロットの家でもオリ-ブの塩漬を作っていました。 値段は、1…

上海万博-③ 黄浦江を渡って日本産業館へ

魯迅と頓宮先生ゆかりの知味観での昼食、でもバイキングでした・・・ 上海万博のマスコットです。ちなみに、会場内の売店で、このマスコットのキ-ホルダ-は65元(高い)でしたが、会場外の売人や豫園の土産物店では、見分けのつかないウリ二つのコピ-物…

上海万博その③ 中国館は最低5時間待ち・・・

エレベーターで一気に最上階へ上がったテストパイロットを、明代の南京の様子を巨大にジオラマしたものが迎えてくれました。 館内は、もちろん写真撮影禁止。中の模様はこれだけです。すんません。 ゆるやかなスロープで館内の催し物を見ていきます。 途中か…

中国の威信をかけたChina Pavilion

中国の威信をかけたChina Pavilion 中国館です。やっぱり一衣帯水の国だからでしょうか、どこかで見たようなデザインです。 ブログを見ている知人から、おっさんの間抜けズラを見せるなという電話がありましたので、モザイクを入れました。テス…

上海万博その② まずはパンフレットの紹介

まずは、中国館へと向かう・・・その前にパンフレットを紹介します。 中国館のパンフレットです。縦10センチ、横20センチ、6段に折り込まれている。 ひろげると、こうなります。 裏です。 紙の質か、印刷技術か・・・もう少し豪華にしてはと思ってしま…

上海万博その①

18日、上海万博に行きました。 万博会場までのパイパスは、東京のラッシュなみです。 万博で思い出すのは、高校2年生のとき、大阪の吹田で万国博覧会というものが開催され、岡本太郎の太陽の塔、三波春夫の万博音頭、月の石(違ったか)など、国をあげて…

魯迅公園内の旅行案内

19日になると、前日上海で尖閣列島で中国の漁船の拿捕に対しての小規模なデモがあったことからか、街角に公安の姿がちらほら見え隠れするようになったことか、小心なテストパイロットは中国人のいないところを散策するようにした。 公園の奥へ行くと、しっ…

30年来の花粉症は、これで克服しました。

昭和46年から大学時代、52年に就職してしばらくは収まっていた花粉症・アレルギー性鼻炎に悩まされ続け、直るという評判を聞き、高松、岡山の病院を変遷しましたが、鼻を洗い、点鼻薬をくれるだけ・・・ コルゲンとか、即効性の医薬品は、体がだるくなり…