小豆島のスカイツリー・火の見櫓

小豆島のスカイツリー・火の見櫓
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 東京のスカイツリーが高さ世界一になった。小豆島のスカイツリーは、「火の見櫓」である。
 テストパイロットの住む小豆島土庄町には、かつてはどこの町、村にもあった火の見櫓が地区のシンボルとして残っている。
 今はもう見る事の出来なくなりつつある風景である。
 雨の日も風の日も、海からの厳しい潮風にさらされながら、火の見櫓は小豆島の島民の命と財産を見守ってきた・・・
 火の見櫓の半鐘が打ち鳴らされ、ラウンドスピーカーから警報が発せられることがないのが平穏の証である。 
 全国の市町村の多くが、火の見櫓を撤去するのに補助金を出している。
 故郷の先人の命と財産とを見守ってきた火の見櫓が「無用の長物」として、今も日本のどこかで、無残にも取り壊されている・・・
  
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大正12年に建てられた小部公民館と火の見櫓
 
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豊島甲生地区の火の見櫓
 
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三角形の火の見櫓は珍しい。
 
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豊島の火の見櫓から見た備讃瀬戸の海。
 
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 大坂城残石で有名な千軒地区の火の見櫓の下には小豆島特産の花崗岩の碑が建てられていた。
 
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 小豆島では、火の見櫓のことを「警鐘台」と呼んでいたのである。
 スカイツリーを建設するためにいくらお金が使われているのか知らないが、火の見櫓は、もう役に立たない、無用だと切り捨てて取り壊してもいいのだろうか・・・