奇縁にして貴縁、田中岑先生の『浜辺の詩』

田中岑先生の『浜辺の詩』
 
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 師走に手に入れた田中岑先生の『浜辺の詩』である。
 1973年といえば、テストパイロットが田中先生に師事した年である。4月に大学入学、12月に『尾崎放哉のその死と生涯』を書いた大瀬東二先生から洋画家で放哉のことに造詣の深い田中先生のことを聞き、奇しくも住んでいるところは同じ小田急向ヶ丘遊園駅、それもテストパイロットのアパートから500㍍ほどのところにアトリエを構えていることを知り、紹介もなくいきなりたずねて行って、「先生は香川県出身の人と聞いた。僕も香川県から出て来た。絵のことを勉強したいので、弟子にして欲しい」と押しかけ弟子となった。
 あれから40年、テストパイロットは恥多き人生をおくってきた。この絵も40年の歳月、どのような人生をおくってきたのであろうか・・・
 この絵がテストパイロットのもとに来たのも、奇縁にして貴縁であろう。