小豆島の山寺に春が来た!!
小豆島の山寺に春が来た!!
千枚田と名付けられた棚田や瀬戸内芸術際のために造られた巨大な竹の家などを見るために多くの人が訪れて賑わっている小豆島中山地区、その賑わいから少し離れたところに島四国第43番札所「浄土寺」があります。客殿は昔ながらの茅葺きという古格漂うお寺で、春になると満開の桜に包まれます。
小豆島中山地区の北側にある湯船山の山腹では、「千枚田」とよばれる大小さまざまな棚田が美しい田園景観を形成しています。湯船山には、クスノキ、カヤ、アラカシなどの豊かな自然林が生育し、「湯船の水」の水源となる森として重要な働きをしています。湯船山の中腹にある樹林地からは、名水「湯船の水」が湧き出しており、その量は日量400トンにものぼっています。この豊富な湧き水を、中山地区の人々は飲み水や生活用水、水田の耕作に利用してきました。また湯船山の社叢が、県の天然記念物に指定されています。