今年も、流氷の天使クリオネが小豆島にやって来ました!!
今年も、流氷の天使クリオネが小豆島にやって来ました!!
流氷の天使・クリオネ
徳川幕府による大坂城再建に使われた香川県・小豆島の石材の調査・研究を通してテストパイロットの住む土庄町と交流する青森県野辺地町の鮮魚商、江渡正樹さん(68)から、今年も“北国からの便り”として同町にクリオネが届きました。
クリオネは巻き貝の一種。流氷とともにオホーツク海沿岸で見られ、「流氷の天使」とも呼ばれる。同町にはガラス瓶(直径7センチ、深さ8センチ)5個に3~4匹ずつ入れられて届き、体長1センチほどの小さな体で羽ばたくように泳ぐ姿が愛らしい。
水温10度以下の海水で半年から1年は育てられるとのことです。江渡さんは、大坂城再建の際、土庄町小海地区で切り出され搬出されなかった残石が、江戸末期に北前船で野辺地町に運ばれて石畳として利用されているのを調査を通して確認し、両町交流のきっかけをつくった方です。
酒田市の本間家の灯籠も小豆島の石で造られています。江戸時代、小豆島の船は北海道の厚岸まで行っています。
壺井栄さんの作品に『伊勢の的矢の日より山』というのがあります。風が吹いて船を出すことが出来ず、流行病で亡くなった小豆島の船乗りさんのお墓が的矢にあるという話しです。ここ、野辺地町にも讃岐高松の船乗りさんのお墓がありました。
万里波濤を乗りこえて小豆島に豊かな富をもたらした船乗りさんの気概を見習わなくてはいけませんね。