小豆島は温かく穏やかな正月三が日でした！！

　３日、エンジェルロードの対岸、小高い丘にある富丘八幡宮にお参りをしました。ここはエンジェルロードの４つの小島の向こうに四国の山並みが遠望できる景勝地でもあります。「フーテンの寅さん」のロケで小豆島を訪れた山田洋次監督はこの場所を気に入り、沖合いに船を走らせたシーンを撮影しています。

　神主さんによると、ロケの日、まだ暗いうちからうろうろしている人がいたので不審に思うと、山田洋次監督が一人ゴミを拾っていたそうです・・・

　学生のころ剣道部にいたテストパイロットは、この階段を嫌というほど上り下りしました。ここに来ると、思い出してしまいます。

　この八幡宮の本殿の後方は香川県指定文化財の円墳で、そこから石棺と人骨二体、漢鏡や五尺余りの鉄剣や鏃など数多く出土しています。また参道も円墳が連なっています。源平の屋島合戦の前、源頼朝は「小豆島の皆さん、味方になってくださいね」と、この八幡宮に米２００石を寄進しています。

　小豆島とは、備讃瀬戸の海を隔てた讃岐屋島での源平合戦は義経の奇襲攻撃だと思われていますが、頼朝はちゃんと手を打っていたのです。なお、屋島の浜辺で平家の扇の的を射貫いた板東武者の那須与一は合戦の後、小豆島に住み着いたという伝説があります。

　サンサンと降り注ぐ陽光が気持ちよく、風邪が治りきっていないのにオープンで走りました。「謎のオリーブ号」一週間に一度くらいしか乗らなくなっています。春になったら淡路島へ行ってみようかと思っています。

　海に降り注ぐ陽光がキラキラと輝いていました。オリーブの木の向こうが、『二十四の瞳』の分教場がある田ノ浦半島です。今年の三が日は、このような温かくて穏やかな毎日でした。

　今年もよろしくお願いいたします。

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