こらぁー、飼い主さんよ、遊んでばかりいないで 原稿を書け、原稿を、本はどうした、ワン(怒り)

こらぁー、飼い主さんよ、遊んでばかりいないで
原稿を書け、原稿を、本はどうした、ワン(怒り)
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リンがいない、気がつくと書斎のパソコンの前からテストパイロットを見つめていた。


 テストパイロットが幼い頃、カバさんとよばれていたおじいさんが、家の近くで小さな接骨院を営んでいた。ずんぐりむっくりの体つき、顔を四角で目が大きく、ゆったりと歩む姿は。まさにカバさんであった。カバさんこと岡野好太郎さんは、子どもが大好き、小学生がカバさんを見つけて近寄り、「カバさんやぁー」と言うと静かな笑みを浮かべながら、「君たち、柔道をせんか」と言った。カバさんは、柔道の強いおじいさんということであった。
 私が小学校5年だったと思うが、カバさんは小さな接骨院を閉めて姿を見せなくなった。なんでも、名古屋の大学の柔道の先生として招かれたとのことであった・・・
カバさんこと岡野好太郎さんが、弱冠26歳で旧制第六高等学校柔道師範、講道館柔道十段、講道館殿堂入り、学生柔道の生みの親といわれているのを知ったのは、高校生のころであった。
 テストパイロットは、名古屋大学で岡野好太郎さんの最後の教え子である名古屋大学名誉教授である二村雄次先生や講道館の資料室の協力の下、岡野好太郎さんの事を書き綴っていたが、4年前に定年退職、半分まで原稿を書いたところで、ふとしたことから釣りの魔力に引き込まれ、以来書斎のパソコンはスイッチを入れられることなく沈黙していた。
 でもなぁー、頭が錆び付いているテストパイロット、再び原稿に取り組むのはしんどいなぁー・・・
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