古い伊万里の食器

 テストパイロットは、道楽が過ぎて毎日ピイピイしている貧乏生活である。 自業自得であるが、悔いはない。
 でも、折角新鮮な瀬戸内の地魚や野菜を、気に入った器、古い伊万里備前の向付や皿、椀などで食べたいと思っている。心だけは豊かにと思っているが、食べたあと器を洗うのは老妻である。
 器の角が欠ければ、割れてしまえば、つい怒ってしまう。怒ると老妻は「自分で洗えば」と言う。
 形ある物はいつかは壊れる、五客そろいだった向付や皿も、いつしか二つか、三つになっている。
 テストパイロットは、それはそれでいいのではないかと思っている・・・
 
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  この渦巻き紋様の小鉢は、知り合いの高齢者の方から頂いたものである。海鼠の酢の物を入れて楽しんでいるが、斬新なデザインと色合いが好ましく、よく使っている。
 

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 小鉢の中に帆掛け船、形もよく、塩辛や蛸とワケギのぬたなどを入れると箸が進む。
 
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 印判手の平茶碗。コバルトの発色があざやか。なんとも斬新な意匠で、メバルイカの煮付けなどを入れて楽しんでいる。