映画『二十四の瞳』と高峰秀子さん・・・

映画『二十四の瞳』と高峰秀子さん・・・
 女学校出の新米女(おなご)先生と岬の分教場の12人の子どもたちとの貧しくとも細やかな愛情と反戦を描いた壺井栄さんの名作『二十四の瞳』の映画は、主演女優の高峰秀子さんによって、一躍全国津々浦々に小豆島の名前を知らしめたのは、50歳代から上の人々ならば誰もが知るところであろう。
小豆島の玄関口、土庄港を降り立つと、まず12人の子どもたちとおなご先生のブロンズ像が目に飛び込んでくる。
 
 
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 『二十四の瞳』の映画の冒頭のシーンは、テストパイロットが朝に夕に犬の散歩に行っているエンジェルロ-ドである。
 
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上記2枚の写真は、ウイキペディア・映画「二十四の瞳」からの引用です。
 
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 沖に手漕ぎ舟を走らせた、このアングルから、高峰秀子さんの『二十四の瞳』の映画ははじまる。
 
 昭和38年、小豆島にそれまでにはなかった車やバスを乗せることができるフェリーが就航するとともに、40年代の高度経済成長、民宿ブーム、レジャーブームも相まって観光バスやマイカーに乗った観光客が、夏の海水浴、秋の寒霞渓の紅葉を求めて押すな押すなとおとずれた。
 これも、高峰さんの『二十四の瞳』の映画おかげであるところが大きい。 
 しかしあれから40有余年、高峰さんの『二十四の瞳』の映画はおろか、壺井栄さんの名前を知らない20代の若者がほとんどだという。 
 この10年間で、小豆島36000人の島民の内、約6000人、実に人口の六分の一の人がいなくなっている・・・