なでしこジャパン、『勝って兜の緒を締めよ』

古人曰く、『勝って兜の緒を締めよ』
 
 なでしこジャパンでのワールドカップでの活躍、そして優勝、感動した。テストパイロットは年をとっているので涙もろくなっている。小さな身体でありながら二回りも大きな外つ国の選手に果敢に立ち向かっていた。今の日本語では死語となっている「健気(けなげ)」という言葉を思い出した。
 テレビ、新聞などマスコミはこぞって褒め称えている。国民栄誉賞の声も上がっている。しかし、テストパイロットは、あえて言いたい。
 
古人曰く、『勝って兜の緒を締めよ』
 
 今から50年前、アメリカ国籍の日系三世でボクサーの藤猛が世界チャンピオンになったとき、おぼつかない日本語で言った言葉である。岡山のお祖母ちゃんに教えられたとか・・・この時小学生だったテストパイロットは、『勝って兜の緒を締めよ』という言葉を覚えた。
 なでしこジャパンの選手は、まだ20歳代である。『勝って兜の緒を締めよ』という精神、忘れないで下さい。
 日本人は、熱しやすく、冷めやすい・・・