驚きの世界一小さなフェリー、と思う。
驚きの世界一小さなフェリー、と思う!!
粟島行きのフェリーが出る三豊市の須田港の渡船待合所。葬式の案内が出ている港ははじめてである。
浮き桟橋で待っていると渡船がやってきた。
艫より接岸した渡船に、乗客がのるのではなく、日用品を満載した軽四輪の箱バンがバックで近づいてきた。
日常品を積み込むのかと思いきや、そのまま渡船に乗り込みはじめた。
軽四の箱バンがギリギリ乗り込んだ。
横付けにして、ようやく乗客が乗り込む番になった。粟島に向かう島民に聞くと、粟島では普通車はなく、車といえば軽四輪とのこと。この小さな渡船がフェリーを兼ねているとのことであった。
瀬戸内海の多島美である。昔は、この島影から塩飽水軍の海賊が跳梁跋扈したとのこと。命がけの渡船であったが、今は穏やかな海である。