温暖な小豆島で巨大な氷柱と凍える滝ー②

温暖な小豆島で巨大な氷柱と凍える滝ー②
 
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 谷底に降りていくにつれて肌を刺すような冷気が濃くなり、水の音が聞こえてきました。ふと、見上げると岩肌から氷柱が垂れ下がっていました。
 
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 水量が少ないので、川底が凍っていました。うかつに近づくと、革靴をはいた間抜けなテストパイロットは、滑ってあの世行きです。
 ここは、慎重に、慎重に凍った銚子の滝に近づいて行きました。
 
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巨大な氷柱と凍った銚子の滝です。しばらく、あんぐりとながめていました。
 
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 テストパイロットは、凍った滝から発せられるすさまじい冷気とぬれた革靴をものともせず、滝壺に近づいて行きました。
 
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 巨大な氷柱を見ていました。この氷柱が落ちてきたら串刺しになる。これは小説の題材になるやないか・・・
 
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 視線を感じたので、ふと振り向くとはぐれ猿が険しい目をして見つめていました。
 小豆島では山の猿が下界に下りて来て畑を荒らすばかりでなく人に噛みついたりして問題となっています。
 相手は凶暴なはぐれ猿、 『昭和の二刀流ビルマに死す』光人社NF文庫の著者(ちょつと宣伝)であるテストパイロットといえども素手では危ない。とっさに枯れ枝を拾って、「クラァー、剣道二段、藤岡順先生直伝長谷川英信流の剣の冴え、見せてくれるどぅ」と威嚇しましたが、猿はせせら笑うように、プイと横を向きました。
 
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 帰り道、春のように穏やかで温かく、いつもは見える讃岐屋島が霞んで見えませんした。
 ほんの数十㍍場所を移動するだけで、凍った滝と巨大な氷柱を見る事が出来、春のような備讃瀬戸の海をながめることが出来る。
 革靴をびしょびしょにしたテストパイロットは、「小豆島はええとこやけど、なめたら、なめたら、あかんぜよ」となぜか高知弁でつぶやきながらMRーS君をオープンにして帰りました。
 ずっこけテストパイロットの休日の出来事、次回を乞うご期待・・・