豊島物語①・・・隠れキリシタンの墓を発見

豊島物語①・・・隠れキリシタンの墓を発見
 
 
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備讃瀬戸に浮かぶ豊島
 
 瀬戸内海の東部、小豆島の西3.7kmの海上にある。 中央部にそびえる壇山が最高点で海岸沿いと丘陵地に6集落がつくられている。特産のやわらかい豊島石を使った石材加工業が盛んで、また農・水産物の供給地としても重要な地位を占めている。わが国福祉界の草分け的存在である賀川豊彦が力を入れた福祉施設として乳児院特別養護老人ホーム、精神薄弱者更生施設があり、「福祉の島」と呼ばれるゆえんとなっている。古来から稲作が栄んで豊かなことから豊島と名づけられた。昭和50年代後半から不法投棄された全国最大級の産業廃棄物問題が全国的な注目を集めていたが、平成12年に県と住民の間の公害調停が最終合意に達し、これをバネに新しい島づくりが動き出している。
 
 
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              豊島の甲生地区へ行きました。
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 仕事で、宇野~豊島~小豆島のフェリーに乗って豊島へ行きました。
 
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 仕事をすませ、高松に面した甲生地区の海岸を散策しました。遠くに讃岐屋島が横たわっています。
 
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雨に煙る備讃瀬戸の海です。
 
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 海岸の砂浜に墓地があります。キリスト教社会運動家賀川豊彦戦災孤児のために神愛館という乳児院をここ豊島に設けたように、島民にキリスト教を信仰する人が多い。
 墓石は、白い花崗岩に黒い豊島石(凝灰岩)で造られたものが混在している。
 浜辺の墓地の片隅に、クルス(十字架)が刻まれた隠れキリシタンの古いお墓がひっそりと寄り添うように集められ、今も香華を手向けられているのを発見した。
 先週は島原半島雲仙市南串山町島原の乱の後の移住記念式典、今週は豊島で隠れキリシタンのお墓を発見とは、歴史を感じる日々である。