テストパイロットの家に伝わる古い銭函(ぜにばこ)!!

テストパイロットの家に伝わる古い銭函(ぜにばこ)!!
 
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 テストパイロット家伝来の銭函は、檜の無垢材に梳漆、横一尺二寸、立七寸、高さ六寸、黒ずみや傷がかえって風格を増しています。
 
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 今出来の銭函と違い分厚い無垢材で作られています。テストパイロットは貯金は出来ませんが、仕事から帰ってくるとポケットの硬貨をこの銭函の中に放り込んでいます。小遣いがなくなると、ここから、まず500円玉、次に100円玉を取り出します。満杯になりますと郵便局へ行って両替をしてもらいます。多いときで10数万円、500円玉、100円玉を取り出していると5、6万円になります・・・
 
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 現在15キロ、満杯になりますと20キロ近くなるので、持ち上げるのもよいしょがいります。
 時代劇で、盗賊が千両箱を担いで屋根伝いに逃げるシーンを見かけますが、あれは嘘だと思います。20キロ、30キロの物を担いでひょいひょいと逃げるなどあり得ません・・・
 テストパイロットの家は、江戸時代から続く小豆島の漁師の家系です。テストパイロットの曾祖父にあたる文久元年生まれの初吉とトメ夫婦は世話好きだったらしく、晩年は島四国八十八ヶ所第五十八番札所西光寺の奥の院である南郷庵の裏手に隠居所を建て、庵主として住み着いた「いれものがない 両手でうける」や「咳をしても一人」などの自由律俳人の尾崎放哉の世話をして、その最期を看取っています。
 
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  末裔のテストパイロットは一円玉、十円玉をいれるのがやっとですが、かつては小判は無理としても、一分金や銀貨がぎっしりとつまっていた時代もあったことでしょう・・・
 
 今度、幕末に伊三郎という人が作らせた船箪笥を紹介します。
 
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