古い端渓硯

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                  愛用の古い端渓硯
 
 書道家を夢見ていたころ、座右に置き墨をすっていた端渓硯。
 「硯は墨をすってなんぼ」と酷使したため、墨の滓がこびりついているが、本来の硯の色は猪肝色とよばれる淡い煉瓦色である。