あかん、テストパイロットの単車乗りの血が騒ぐ!!

あかん、テストパイロットの単車乗りの血が騒ぐ!!
 
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ブリヂストン90 1964年製
 
 マフラーからガソリンとオイルの焦げた匂いの白煙をまき散らしながら走る2スト発動機も好きなテストパイロットは、今はもう知る人もほとんどいない1964年製のブリヂストン90を通勤に使っていた。
 テストパイロットは、高校2年生の時、これと同じブリヂストン90を2000円で購入、友人の家の納屋に置かせてもらって、ゴルフ場のキャディのアルバイトの行き帰りに乗っていた。(もう時効、無免許で)
 結局、無免許がばれるのが怖くて、ゴルフ場の近くの空き地に捨ててしまったのだが、おおらかな時代だった。
 カワサキのZ400GPの嫁ぎ先の人から、Z400GPを引き渡すとき、珍しい90CCを持っていることを聞いた。なんとなつかしのブリヂストン90とのこと。譲ってくれと頼むと年寄りのマニアから譲ってもらって大切にしていると渋るのを強引に承諾させて、部品取り車一台とともに小豆島のテストパイロットのもとに嫁入りしたのである。
 
 
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 このブリヂストン90は、『モーターサイクリスト』というオートバイの雑誌に掲載されたことがある。
 モーターサイクリストの編集部によると、サイドカバーに、デモンストレーションというプレートが貼られてあるように、1964年にブリヂストンが発売前に、100台デモンストレーション用に作り、全国の販売店に送った1台とのことであった。                    
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 大人しく飾っていれば良かったのだが、そこはテストパイロット、「単車は走ってなんぼのもの」とばかりに寒霞渓をはじめとして白煙をまき散らしながら走り回った・・・
 このブリヂストン90だけは、納屋の片隅で安らかな眠りについている。
 後2年で誕生から50年を迎える。何処かのレストアショップに依頼して、また走れるようにしたい!!
 
あかんやないか、テストパイロットの単車乗りの血が騒ぐ!!