春の海、 ひねもすのたり、のたりかな・・・小豆島土庄町 沖の島の渡し船

春の海、 ひねもすのたり、のたりかな・・・
小豆島土庄町沖の島の渡し船

イメージ 1
 小豆島小江地区の沖の島という、小柳ルミ子さんの「瀬戸の花嫁」の舞台となったといわれている周囲は3キロ足らず標高も34㍍となだらかな小島賀浮かんでいます。
 約20世帯中14世帯中が漁業を営み、1世帯が農業を営んでいます。
 交通機関は、渡し船です。

イメージ 2

イメージ 3
 沖の島では、子どもがまず最初に覚える乗り物は自転車ではなく、船の操縦です。多くの島民が対岸の小豆島側に自家用車を置いているので、そこからスーパーや病院に通っています。渡し船は、病院へ通うお年寄りや主婦の人などが利用しています。
 ここにも、ここだからこそ、過疎と高齢化が急速に進んでいます。

イメージ 4
 渡し船の料金は、片道でも往復でも100円です。時刻表はありますが、桟橋に人が立っていると沖の島まで乗せていってくれます。
 日用品を買ってきたお年寄りが乗り込みました。

イメージ 5
 小豆島から沖の島まで200メートル弱、泳いで渡れそうですが・・・小豆島と沖の島の間の瀬戸は、干満の差が大きく、潮が囂々と音を立てて流れます。今日は潮のたたえの時間帯で写真を撮りましたが、これまで何人もの人が命を落としています。

イメージ 6

イメージ 7
南に船で走れば香川県の高松方面へ

イメージ 8
北に船で走れば岡山県牛窓方面へ抜けられます。

イメージ 9
おばちゃんが姿をあらわしました。すぐさま沖の島から渡し船が帰って来ました。

イメージ 10
 おばちゃんは、乗り慣れたアクションで、ひょいと船に乗り移りました・
 渡し船の船長さんから、「おい、おっさんよ、乗るんかい」という大きな声が、カメラを向けているテストパイロットに飛びました。
 「乗らん、写真を撮るだけや」と、テストパイロットも声を張り上げてこたえました。

イメージ 11

 今は静かな春の海ですが、「渡海船、しぶきで濡れるランドセル」というテストパイロットの俳句の通り、海が荒れると小豆島の小学校へ通う沖の島の小学生は波飛沫の洗礼を受けます。
 ここいら一帯の波戸場や海には、タコもイカもチヌ、メバル、スズキもいます。休日ともなれば、岡山方面から釣り船に乗った釣りの愛好家がたくさん訪れます。
 ここに観光客が訪れることはありません。全国のブロ友の皆さん、小豆島に来られたら、100円で楽しめる渡し船に乗ってみませんか(笑み)

             ブログ村ランキングに参加しています。
クリックしていただくと他の小豆島のブログ・情報がご覧になれます。
どうか皆さん、ポチッとクリックをお願い致します!!