春の海、 ひねもすのたり、のたりかな・・・小豆島土庄町 沖の島の渡し船
春の海、 ひねもすのたり、のたりかな・・・
小豆島土庄町沖の島の渡し船
交通機関は、渡し船です。
沖の島では、子どもがまず最初に覚える乗り物は自転車ではなく、船の操縦です。多くの島民が対岸の小豆島側に自家用車を置いているので、そこからスーパーや病院に通っています。渡し船は、病院へ通うお年寄りや主婦の人などが利用しています。
ここにも、ここだからこそ、過疎と高齢化が急速に進んでいます。
渡し船の料金は、片道でも往復でも100円です。時刻表はありますが、桟橋に人が立っていると沖の島まで乗せていってくれます。
日用品を買ってきたお年寄りが乗り込みました。
小豆島から沖の島まで200メートル弱、泳いで渡れそうですが・・・小豆島と沖の島の間の瀬戸は、干満の差が大きく、潮が囂々と音を立てて流れます。今日は潮のたたえの時間帯で写真を撮りましたが、これまで何人もの人が命を落としています。
おばちゃんは、乗り慣れたアクションで、ひょいと船に乗り移りました・
「乗らん、写真を撮るだけや」と、テストパイロットも声を張り上げてこたえました。
今は静かな春の海ですが、「渡海船、しぶきで濡れるランドセル」というテストパイロットの俳句の通り、海が荒れると小豆島の小学校へ通う沖の島の小学生は波飛沫の洗礼を受けます。
ここに観光客が訪れることはありません。全国のブロ友の皆さん、小豆島に来られたら、100円で楽しめる渡し船に乗ってみませんか(笑み)
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