テストパイロットの毒言独語・ 第1話・『口入れ屋が、民を、国を滅ぼす』

テストパイロットの毒言独語

 はじめに
 昨年の暮れ、ひさしぶりに出版社からエッセイの依頼がきました。ああ、原稿用紙8枚、すぐ書けると思っていたら、締め切りを一ヶ月間違えていて、あわててパソコンにむかいましたが、これが書けない、四苦八苦しました・・・どうも、釣りと一日一万歩以上歩いているので、体は元気、しかし頭はサビサビの赤錆だらけ、まるっきりアホウになっていました。
 ブログをふり返ってみると誤字脱字はもとより、陳腐な言葉を多用している・・・
 ブロ友の直さんのブログは、写真もすばらしいですが、その内容は長年たずさわってきた仕事を通した含蓄に富んだもので、いつも感嘆しています。無為庵さんのブログは、これは作家さんですので、まさに珠玉の達意の文章です。エコバカさんは脱サラして独立独歩、エロ話の中にも仕事にたいする厳しさが垣間見られていろいろと教えられます。根室大喜さん、まっちょんさんをはじめとして全国のブロ友の皆さんから、考えさせられたり、教えられたりしています。
 そこで、アホウになった脳味噌のリハビリに、日頃感じたことをちょっと書いてみようと思いました。使っている言葉や内容で不愉快に感じることがあろうかと思いますが、そこはアホウなテストパイロットの戯言と、なにとぞご寛容のほどをお願いいたします。


 第1話・『口入れ屋が、民を、国を滅ぼす』

 かつてテストパイロットは、病院の事務員として勤務していたことがあります。そのとき、医療事務にたずさわる人の中で、医療事務では大手の人材派遣会社から派遣された若い女の人が2人いました。仕事は職員と同じですが、契約は一年ごと、それも病院と人材派遣会社が契約していました。人材派遣会社から派遣された2人の若い女の人は、よく働いていました。
 ある日、人材派遣会社の若い営業マンが来て話をしていると、「彼女らの仕事ぶりや態度に不満があればどんどん申し出てください。交代させますから」としたり顔で言うのです。
 人材派遣会社の若い営業マンと話をしているうちに、派遣されている人への病院から出ている給料は一人50万円、ずいぶん高給だなぁー、と思っていたら、彼女らの手にわたるのは半分の25万円でした。なんと半分が人材派遣会社に・・・
 テストパイロットは、時代劇によく出てくる、「口入れ屋」を思い浮かべました。
 インターネットで、「口入れ屋」を検索すると、次のように書かれていました。

「口入れ屋は、いわゆる人材斡旋業や人材派遣会社といった感じの仕事を請け負っていました。江戸初期から存在するこの口入れ屋は、当初地方から江戸に流れて来た身分の不確かな者の保証人となり、職場を斡旋、稼ぎの一部を身元保証料として徴収するのを本職としていました。ですが、享保期頃からは、地方の百姓を騙し安い値段で娘を買い、吉原や岡場所(もぐりの売春宿)に預け、その水揚げ料ほとんどをピンはねしていたごろつきが出てきました。
 もちろん、中には真面目に人材を発掘し武家や商家に斡旋していた口入れ屋も居ました。豪商の娘の嫁入り先を世話するなど、いわば便利屋的存在でもありました。だが、いつの世でもそれらの背後にはやくざがはびこり、場合によっては人さらい、人買いなどとも呼ばれ、大手を振って歩ける商売ではなかったとの話もあります。特に岡場所の権利関係からトラブルが続出して、幕末には完全に裏の商売と見られていたのです」ヤフー知恵袋から引用)
 
 この頃、テレビや新聞で人材派遣会社のCMが多くなっているように思います。自分は働かないで、半分を頂く、それも一時の紹介料ならまだしも、働き続ける限り半分を頂く。だから、テレビや新聞で頻繁にCMを流せる・・・
 政府が提唱する正規職員と非正規職員の同一労働、同一賃金など、アホ臭さ、アホとちゃうんかと思うのは、テストパイロットだけでしょうか。
 安倍首相、がんばれ、「国民に安定した雇用機会を確保することを目的として厚生労働省の行政機関」である公共職業安定所ハローワーク、がんばれです。

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