小豆島で50年続くラ-メン屋

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 小豆島で、三代50年続くラ-メン屋「宝来軒」。メニュ-は、ラ-メン、トリプル、つまり大中小、麺が三玉、二玉、一玉半、一玉のみとシンプル。
 テストパイロットは常連だから、顔を出すだけでラ-メンが出てくる。
 本来は醤油味のサッパリとしてものだが、テストパイロットは、こってりで辛め、麺はかためと注文したラ-メンを食している。
 お代は、500円。
 ネギは入れほうだい。最近、福岡の細ネギから岡山の万能ネギに変えたので、入れすぎるとネギの味か勝ってしまい、テストパイロットは文句を言っているが・・・
 40年前、中学、高校時代、剣道の練習が終わり腹が減ったとき、よく通った店である。
 部活が終わり腹を空かした友人と二人で行き、二杯注文するとお金が足りない時など、「ダブル一つに椀一つ」と注文すると、一杯のラ-メンと空の椀を出してくれ、「お前にはシナチクじゃ」と、二人でわけて食べたものである・・・
 子どもが小さいとき、「ダブル一つに椀一つ」と注文すると、今は亡き先代がニコッと笑みを浮かべ、ラ-メンと空の椀を出してくれた。
 人情も味のうち。それでなければ50年も続かないであろう、とテストパイロットは思っている。
  ちなみに先代は、雑誌、テレビの取材はお断り、その理由をテストパイロットが尋ねると、お客が来すぎて忙しくなるからというものであった。