テストパイロット家の味噌は 小豆島のお米と北海道の大豆の自家製味噌ですー②

テストパイロット家の味噌は
小豆島のお米と北海道の大豆の自家製味噌ですー②
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味噌作りの過程を、かつての仕込みの写真で説明します。

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手作り味噌は、出来上がりまでに4日間かかります。

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小豆島土庄町肥土山地区で採れたお米です。前日に洗って水につけておきます。

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まず、お米を蒸します。

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蒸し上がったお米をひろげて麹菌をふります。

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味噌製麹機に蒸したお米に麹をふったものを入れて温度を加えて発酵させます。

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一日二回、お米を混ぜて発酵を促します。

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北海道産の大豆を煮ます。

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発酵したお米と大豆に塩を加えて混ぜ合わせます。

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ミンチにかけます。

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ミンチから出てきた発酵したお米と茹でた大豆はこのようになります。

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 ハンバーグくらいの大きさに取り分けて、ぺたぺたと手のひらに打ち付けて空気をぬいて桶に入れます。

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焼酎などで消毒をした桶に漬け込みます。

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味噌を寝かせる期間は通常は一年です。

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一年物の味噌は、このようになります。

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今回のように二年半寝かせますと、発酵がすすんでこのようになります。

 20年ほど前、小豆島土庄町大鐸地区では婦人会の震嘉香さんが中心となって大鐸公民館を使って手作り味噌を作っていました。大鐸の中でも肥土山は米どころ、お米を収穫すると農協に出荷するのですが、稲刈りから出荷までの過程で出る「コゴメ」と呼ばれる割れたお米や一年前の古米の有効利用の意味もありました。
 お米は大鐸のお米なのですが、大豆を作っている人がいないので、やむなくお米やさんで北海道産の大豆を購入していました。すると老人会の人から、大豆も地元のものを使いたい。耕作していない畑がたくさんあるので大豆を作ったらという声が上がりました。 
 手作り味噌の一番の難点は、味噌を作る機械がなく、町の社会福祉協議会へ行って味噌作りの機械一式を借りてきて使っていました。震さんなど婦人会の皆さんが味噌作りの意義を自治会に話すと、自治会では快く味噌作りの機械一式を購入してくれました。以来、大鐸公民館を使っての味噌つくりは人気を博しました。文化展などで、この手作り味噌を売り出しますと完売以前に予約が殺到してなかなか手に入りません。新聞に出たお陰で髙松からお年寄りが味噌を買いに来たほどです。手作り味噌を敬老会の引き出物にしたこともありました。敬老者の方々に、「昔の味噌や」と大変喜ばれました。自分たちが作ったお米の有効利用、大豆の作付けなど、地産地消、食の安心安全などの観点からも手作り味噌はいいものだと思います。
 手作り味噌は通常一年間熟成させて開封します。今回、2年半も熟成させたのは、定められている塩の量を大きく減らしているからです。その代わり焼酎をたっぷりとふりかけました(笑い)
 残念ながら、この手作り味噌、町の子ども会、婦人会、農村歌舞伎などに献身的に取り組んでこられました震嘉香さんが昨年亡くなりました。味噌汁を飲むたびに震さんの豪快に笑っていた顔を思い出します。(テストパイロット) 

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