父ちゃんがいて、母ちゃんがいて、弟がいた 思い出哀しいモガニかな・・・

父ちゃんがいて、母ちゃんがいて、弟がいた
思い出哀しいモガニかな・・・
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 茹でたモガニが500円で売られていた。もう三十年余りになるか、食べていない。なつかしさのあまり、すぐさま手にとって購入した。
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 ワタリカニとの違いは、ワタリカニの甲羅の両端は鋭角にとんぎっていて、モガニは甲羅の両端が丸いです。
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 私が小学生から中学生にかけて、昭和三十年代後半から四十年代前半では、カニといったらモガニであった。モガニを蒸したものがご飯のおかずとしてチャブダイにのぼっていた。
 黒くて丸いチャブダイの真ん中に、父親が海で獲ってきたモガニを蒸した鍋を置き、各自が思い思い手にとって食べるのである。手に取った瞬間、甲羅を外してフンドシとよばれる上皮を剥がし、その身を二つ折りにして口の中に入れて身をしごくように食べる。手に取るや甲羅をパカッと開けて、身をグシャと二つ折り、親子四人が、ひたすら食べたモガニ、身を食べ終わると甲羅の中に小指を突っ込んで味噌を味わう。歯の丈夫だった若い頃です。モガニのハサミを歯で割って爪楊枝でセセリ出す。
 
父ちゃんがいて、母ちゃんがいて、弟がいて、家族四人が丸い
チャブダイを囲んで夢中になって食べたモガニ、懐かしい味でした。

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