閑話-屋島再び

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源平の古戦場として知られる屋島山麓の地に四国民家博物館という四国各地から古い民家を移築復原した野外博物館があります。昭和51年に開設して以来、社会教育の場また観光スポットとして、「四国村」の愛称で親しまれています。自然あふれる約50,000m2の敷地には、江戸∼大正期にかけての地方色豊かな建物が配置されており、当時の生活の様子がうかがえるよう、たくさんの民具も展示されています。
 平成14年に新設した安藤忠雄氏設計「四国村ギャラリー」では、絵画や彫刻、オリエントの美術品などを展示し、四国村の新たな一面を見ることができます。
 また、手打ちうどん店の「うどんのわら家」、神戸の異人館を移築した「ティールーム 異人館」などがあり、香川県に来たらぜひとも訪れて欲しい場所です。特に「うどんのわら家」は、茅葺きのお店で、名物の盥(たらい)うどんは絶品です。
 ここに、小豆島土庄町小部地区から移築した「小部の舞台」という江戸時代末の、村人が役者となり歌舞伎を演じた農村歌舞伎の舞台があります。
 平成9年7月30日、この舞台を使って「篝火民話劇・二十二夜待ち、彦市ばなし(木下順二原作)」というのが催されました。木下先生より、パンフレットに小豆島の農村歌舞伎について書いてくれないかという依頼があり、拙い文をつづりました。