師と仰いで40年・・・今は亡き恩師田中岑画伯の画業展

師と仰いで40年・・・
今は亡き恩師田中岑画伯の画業展
 
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 テストパイロットが恩師として仰いでいた田中岑画伯が今年4月に亡くなった。享年93歳、最後まで筆を握り作品を作っていた・・・
 
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  淡く青い背景の中にに静かに佇む朱い二艘の船。黄色い光に満ちた画面の中に浮かび上がる赤い扉。田中岑(たなか たかし 1921-2014)は、絵画を掌る色に魅了され、またその色によって見る者を魅了してきた画家です。 1939年に画家を志して香川から上京し、海老原喜之助をはじめとした新進の作家陣に教えを受けた田中は、批評家・瀧口修造や舞踏家・土方巽ら多くの慧眼の士と交流し、1957年には第1回安井賞を《海辺》で受賞するなど、気鋭の画家としての評価を高めていきます。 油絵の持つ表現の可能性を探り続けてきた田中は、その格闘の末に、さまざまな色を幾重にも重ねていくことによって、唯一無二の「いろ」を描きだしました。 1956年から半世紀にわたりアトリエを構えてきた川崎で、2014年4月12日に田中岑はその生涯を閉じました。画布に向かい続けた画家がその画面に遺した思いに触れる機会として、本展覧会では初期から晩年にいたる油彩画を中心に展示し、その長大な画業を展観します。
 
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最後の会った58歳の弟子と91歳の師
 
 2012年6月8日(金)、18歳から師と仰ぐ田中岑先生が川崎市民ミュージアムで開催している『田中岑91層の色彩』を見にいった。事前に見にいくと電話で連絡をすると会場に田中先生が来るとのこと、小豆島を朝の5時半に発ったので約束の午後3時より一時間ばかり早く着くと、すでに田中先生は会場で待っていてくれていた・・・
 昭和48年12月、アトリエに押しかけ、「田中先生は香川県出身、僕も香川県出身です。放哉や絵のことを勉強したいので弟子にしてください」と師と仰いで40年、奇縁にして貴縁である。
 
 今回、田中先生の画業展が、川崎の市民ミュージアムで開催される。ブロ友の皆さん、ぜひご覧ください。
 
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