東京電力の社長、今いずこ・・・

東京電力の社長、今いずこ・・・
 
   テレビを、新聞を読む度に、テストパイロットは、「日本海軍の士官はボンクラだが、下士官兵は世界一優秀だ」という言葉を思い浮かべてしまう。
 大正10年3月、飛行機搭乗員の技術向上を図ることを目的に、日本はイギリスからセンピル航空教育団を招聘した。団長のセンピル大佐は、一年間にわたる講習を終えてイギリスに帰国する際、「日本海軍の士官はボンクラだが、下士官兵は世界一優秀だ」という、日本海軍の組織、運用上の一面をつく、辛辣で意味深い言葉を残して日本を後にした。
 東京電力の社長がテレビや新聞に出たことはない。コメントもない。
 テレビや新聞は、このことに、どうしてかふれようとはしない。
 世界中が注目している原子力発電所の大災害である。
 東京電力の社長、今いずこ・・・
 なんとも不思議なことである。