青春アーカイブス ⑤ 赤タンクのブリヂストン90 1964年製!!

青春アーカイブス ⑤
赤タンクのブリヂストン90 1964年製!!
 
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ブリヂストン90 1964年製
 
 マフラーからガソリンとオイルの焦げた匂いの白煙をまき散らしながら走る2スト発動機も好きなテストパイロットは、今はもう知る人もほとんどいない。
 テストパイロットは、高校2年生の時、これと同じブリヂストン90を2000円で購入、ゴルフ場のキャディのアルバイトの行き帰りに乗っていた(無免許でした・・・)
 昭和40年代、あの頃は、おおらかな時代でした・・・
 チラリと撮っているのは、その頃の愛車、ホンダのシティRです。
 
 昭和から平成へと年号が変わった頃、カワサキのZ400GPを譲ってくれないかという人がおり、Z400GPを引き渡すとき、珍しい90CCを持っていることを聞いた。なんとなつかしのブリヂストン90とのこと。譲ってくれと頼むと年寄りのマニアから譲ってもらって大切にしていると渋るのを、「絶対に人に譲らないから」という約束をして強引に承諾させて、部品取り車一台とともに広島から小豆島のテストパイロットのもとに嫁入りしたのである。 

 ブリヂストンサイクル工業株式会社とは・・・ 
 1949年10月3日、アサヒコーポレーションのタイヤ部(現ブリヂストン)から自転車部門が分離・独立して「ブリッヂストン自転車株式会社」として設立された。1951年10月25日にブリヂストン自転車株式会社に改称。
関連会社だった「ブリヂストン工機」(1953年大谷機械工業として設立。1978年に社名変更)を1997年に合併しているが、2007年に工機部門(工機事業本部)とブリヂストンエンジニアリング東日本株式会社、ブリヂストンエンジニアリング西日本株式会社を統合しブリヂストンプラントエンジニアリング株式会社を設立した。
 1959年1月、自転車の販売業務を親会社ブリヂストンタイヤに委譲した。マーケティングやコンセプトづくりを担うブリヂストンタイヤの自転車部門から、ワークオーダーを受けるという仕組みになり、1960年に「ブリヂストンサイクル工業株式会社」に社名を変更する。1971年、販売業務を譲り受け、1976年に現在の社名となる。以来独自のベルトドライブシステム(1982年開発 1987年全国発明特別賞受賞)、オーダーメイド自転車の生産(1988年)、また暗所でライトが自動点灯する「点灯虫」(1991年)、後輪錠とハンドルのダブルロックシステム「一発二錠」(2003年)など独自のシステムを多用した自転車を多数開発している。
親会社ブリヂストンはタイヤメーカーである。しかし、ブリヂストン銘柄の自転車タイヤはOEM販売のみで、自社・親会社では自転車タイヤの製造をしていない。
 
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 このブリヂストン90は、『モーターサイクリスト』というオートバイの雑誌に掲載されたことがある。
 モーターサイクリストの編集部によると、サイドカバーに、デモンストレーションというプレートが貼られてあるように、1964年にブリヂストンが発売前に、100台デモンストレーション用に作り、全国の販売店に送った1台とのことであった。 

ロードスター 90スポーツの主な仕様
                   
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 大人しく飾っていれば良かったのだが、そこはテストパイロット、「単車は走ってなんぼのもの」とばかりに寒霞渓をはじめとして白煙をまき散らしながら走り回った・・・
 このブリヂストン90だけは、納屋の片隅で安らかな眠りについている。
 この単車が誕生した1964年といえば、東京オリンピックが開催された年である。
 雑誌にも掲載された貴重な単車、「絶対に他人に譲らない」という約束をして譲ってもらったものであるので、どこかのレストアショップに依頼して、また走れるようにしたいものであるが、しがない年金生活者、このままテストパイロットとともに、小豆島で朽ち果てていくことでしょう(苦笑)

 今のライダーで、メグロブリヂストンと言っても、知っている人はほとんどいないと思います。テストパイロットはなぜか、貧しいながら夢と希望にあふれていた昭和30年代から40年代の単車や車に魅力を感じます(アホで変人だからです)
 

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